わかりやすい国民健康保険料。メニュー

国民健康保険料はだれが払うのか?

 国民健康保険料はだれが払えばいいのかということについて考えてみましょう。一人暮らしの場合は、自分しかいないわけですから、何も問題がありませんが、家族がある場合はどうなるのでしょうか。

 結論から言いますと、国民健康保険料を払うのは世帯主です。通知書は世帯主に届きます。生計を立てている人に届くのは当たり前といえば当たり前ですね。では、世帯主は会社員で、国民健康保険以外、つまり健康保険に加入しているが、世帯主以外の人が国民健康保険に加入している場合はいったい誰が払うのでしょうか。

 普通に考えると、加入している人が払うと思われるかもしれませんが、この場合払う義務がある人は、やはり世帯主なのです。支払う金額は加入している人の分だけ払います。しかし、これは絶対ではありません。同じところに住んでいても、加入している人が所得があって、なおかつ同じ家に住んでいても、独立している状態ある場合は、その加入者を世帯主にすることができます。これを世帯分離といいます。役所に行けば世帯分離は簡単にできます。そこにある用紙に記入するだけですから。役所の人にいろいろ問われるということもないと思います。

 同じ屋根の下に二つの世帯主がいるというのは、何とも変な話かもしれませんが、自分の位置づけを明確にするための一つの方法ではないでしょうか。自分で払うということで、自分で保険料のことも、世帯主が払っていた時よりも意識づけができるかもしれないでしょう。