国民健康保険料の中身
国民健康保険料と一言でいっていますが、その中身は一種類ではなく、何種類かに分類できます。それをまとめて、国民健康保険料と呼んでいるわけです。今回は国民健康保険料の中身がどのようなものかを考えていきましょう。
今までは、国民健康保険料は医療保険分という部分と、介護保険分という部分の2つに分類されていました。それに現在は、後期高齢者支援金分という分類ができ、3種類に分かれています。なぜ、国民健康保険料の内訳に、後期高齢者支援金分が誕生したかというと、今までは医療保険金内にあった老人保健に該当する部分を、長期医療制度の創設の際に、国民健康保険料の内訳が分かりやすくするために、医療保険金分と分割したからです。今までの老人保健制度のときは、上記のように、医療保険金分の中に、75歳以上の人が対象になる人を支える保険の金額が含めていたために、金額が不明確だったという意見があり、それを明確にするために国民健康保険料の内訳に後期高齢者支援金分とというものを設定したわけです。
しかし、これをどれだけの人が知っているのでしょうか。そもそも、国民健康保険料の内訳をしっかり見ている人もあまりいないのではないでしょうか。金額だけ見て、「あー今年も高いなー」と思って、後は払うだけの人が多いと思います。
このように、国民健康保険料は3つに分類されているということが分かれば、国民健康保険は皆で支えあっているということがわかり、できるだけしっかり払おうという気にもなるのではないでしょうか。