国民健康保険料の滞納率
2010年の記事で、国民健康保険料の滞納した世帯が全体の5分の1を占めるという記事を読んだ。5分の1ということは、5世帯に1世帯が滞納しているというわけだから、大変なことではないだろうか。もっとも、記事には、1か月でも滞納と書いてあったので、「うっかり忘れた」世帯も多く含まれているのも事実であろう。それでも、この割合は危機感を持たなければならない数字だと思う。
さらに、現在の不景気を考えると、今後滞納してしまう人は増える可能性も高いかもしれない。また、景気後退による収入減少のため、国民健康保険料そのものの減少ということもある。一方で、医療費は高くなっているわけであるから、苦難は続くのかもしれない。
やはり、国民健康保険料は高いのだろうか。病院に行って、3割自己負担を感じるとありがたいと思うが、残念ながら、常日頃からありがたいと思っていることはあまりないのかもしれない。確かに病気のことなどいつも考えるものではないので仕方ないといえば仕方ないのかもしれないが。
ただ、全国の自治体の70%が赤字運営しているというのには驚いた。それでも、何とか運営していることにも驚いているが、さすがにこの記事を見た後、私は自分は払い忘れがないか確認をしてしまった。ただ、こうやって、常日頃から話題にしておけば、人々の頭に残るのではないだろうか。
国民健康保険料についても、時折警告記事を出して、それでおしまいであることが多い。テレビや新聞でも特集をために組む程度で日常的には行わない。そんなにネタがないのかもしれないが、同じネタでも、それで納付率が上がるのならいいのではないかとも思う。常に新しいものではなく、大事なことは何度も何度もアピールするべきではないだろうか。