わかりやすい国民健康保険料。メニュー

国民健康保険料の複雑さ

 国民健康保険料を算定する場合には「所得割」「資産割」「均等割」「平等割」という4つの項目を使って算定します。ただ、このうちどれを使うかは市区町村によって異なります。まず、ここが複雑ですね。さらに、複雑なのは「所得割」についてです。「住民税方式」というのと、「所得比例方式」というものがあり、後者のほうがほとんどだそうです(私のところは住民税方式ですが)。

 ただ、どちらにしても理解するのには一苦労です。前者の場合は住民税が分かっていなければならず、事前に国民健康保険料を計算するためには住民税を理解しなければならず、後者の場合は、所得税がわかっていても、そこから、また複雑な計算があったりと、これでは事前に計算する気も起きず、いざ国民健康保険料が来た時に、高いなぁと思うだけで終わってしまうかもしれませんね。

 最近では、住民税方式から所得比例方式に変更している自治体が出てきているという話です。税制改革によって、住民税一律になりました。そうなると、住民税方式だと低所得者層が苦しくなってしまう。そのために住民税方式から所得比例方式に変更するということらしいですが、ほとんどの人は、とにかく変わるんだな程度で終わらしてしまうのではないでしょうか。たしかに難しい説明ですし、知らなくても何とかなるのも事実です。しかし、知らないで納めるのと、知ってて納めるのとでは意識づけが違うと思います。運営側はインターネットで細かく説明したり、算定に関しての説明会とかを開くべきではないでしょうか。同時に、加入側もそういうことがあったら、可能な限り閲覧したり、足を運ぶように意識づけする必要があると思います。