わかりやすい国民健康保険料。メニュー

国民健康保険料の徴収漏れ

 昔、多くの都道府県で国民健康保険料の徴収漏れがあったという記事を読んだことがある。なぜ、こんなことが起こるのかと不思議に思って読んだ記憶がある。徴収漏れが起こる利用としては、細かい計算が必要になってくる部分を見逃していたということであったという。徴収しないだけではなく、具体的に算定せずに徴収していたということもあったとい書いてあった。

 何ともいい加減だなぁと思う反面、確かに計算するのは面倒だからなぁという気持ちも存在した。現に自分の国民健康保険料を算定する場合、計算するのに面倒くさいのは自分でも体験済みである。自分のところの国民健康保険料の算定は、「均等割額」と「所得割額」の2つで出すのであるが、それだけでも面倒。なぜなら、所得割額は住民税額がわかっていないといけないからである。さらに、最近は、住民税所得割税率改正なるものがあり、住民税額が一定の額を控除されるわけであり、制度としてはいいことなのではあるが、これが「課税総所得金額」というものが分かっていなければ(理解していなければ)ならず、やはり面倒である。たった2つで決めている国民健康保険料でもこうなのだから、そこに「資産割額」や「平等額割」などが入って計算している市町村だともっと複雑になるのだろう。運営者側が漏れを出しているのだから、加入している側がよく分からないのも当然なのではないだろうか。もう少し、簡単な計算方法や、よくわかる説明をしてくれないかと思ってしまった。