国民健康保険料と住民税
国民健康保険料の算定をする時に、地域によってですが、所得割額の算定のところに「住民税×○○」という計算式が出ていると思います。国民健康保険料の算定の一つの基準である所得割額は所得によって変動する額です。税金の流れについて簡単に説明すると、まず、確定申告等によって所得税が確定します。確定申告だけしていると気がつかないのですが、所得金額によって住民税と国民健康保険料も決まるのです。つまり、住民税が前よりも多ければ、国民健康保険料も多くなる。突き詰めれば、所得が多くなればなるほど、国民健康保険料も多くなるということですね。国民健康保険料がいくらになるかを算定するためには、住民税も分からなければいけない。住民税を算定するためには、所得が分かっていなければならない。この流れが、算定を面倒くさくしてしまっている理由かもしれません。
地域によって異なりますが。自分が住んでいるところでは、所得割額は住民税額×1.17でした(これは、医療分と後期高齢者支援金分の両方を含む。前者は0.9、後者は0.27)。それに、均等割額が加わった金額が、私は40歳になっていないので、介護分は払わないので、以上2つの合計が国民健康保険料になるわけですが、この額を頭に入れないで、ライフプランを考えると、いざ保険料を見た時に驚いてしまうかもしれません。そうならないためにも、確定申告の際に、所得税だけでなくそれ以降にくる住民税、そして、国民健康保険料もついでに算定しておくといいのかもしれません。